一番大切にしていること つづき

  • 2008.10.21 Tuesday
  • 21:43



前回コラム一番大切にしていること続き

中庭を設けるプランに加えておすすめしたいのが、二階にリビングをもってくるプランです。
このプランでは都市の狭い土地でも十分に広がりをもち風が通り光豊かな明るい家を実現できます。


 これは、二階のほうが光を採り入れやすく、風通しがいいという点に加えて、家族が集まる部屋はできるだけ広いほうがいいという考えにも関係します。

一階では、天井を高くするといっても限界がありますが、二階ならある程度は余裕をもたせることができるので、空間を縦にも広く設定できます。また、天井の形状についても、一階よりは変化をもたせていろいろな表情をつくることができるのです。



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いちばん大切にしていること。

  • 2008.10.16 Thursday
  • 18:27



私が家づくりでいちばん大切にしていることは『風が通り光豊かである』ということです。

通気性と光を十分に確保する一つの方法として、庭を一方に寄せてしまうのではなく、家の内側に設けるプラン、つまり、中庭を設けるプランが有効だと考えています。
続きは More・・・をクリック


現在では、都市に家を建てようとしたときに、十分な庭をつくることができない場合がほとんどです。やっと南向きに庭のスペースを確保できたとしても、前方に家があるのなら、塀や壁によって光や風、視界を遮られてしまうでしょう。今、家が建っていないからといって、これからもずっと建たないという保証はありません。家ならまだしも、アパートやマンションができてしまうこともないとはいえないのです。

中庭を設けるプランだと、視界という面でも操作ができますし、なんといっても風通しがよく、たくさんの光を室内に採り入れることが可能なのです。

また、部屋のなかから中庭を通して別の部屋を眺めることができますから、家族がどこにいるのかを把握しやすいというメリットがあります。人影は見えなくても、夜に明かりが灯ることによって「あ〜、帰ってきたな」と認識することもできるでしょう。

 さらに、回遊性という点についても、普通の四角形の間取りにはない柔軟性を生み出すことができます。上の写真の家のプランでは、家のなかを一周することができるので、部屋から部屋ヘスムーズに移動することができます。

2回目につづく・・・




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コラム 3 『はじめにお金ありきでスタートしない』

  • 2008.10.11 Saturday
  • 08:53



これから家を建てようとするとき、予算の決まっていない家族はありません。施主にとって、家を新築することは一生でいちばん大きな買い物になりますから、資金を捻出するためにローンを組むなどといったマネー計画は、ほとんど終了している場合が多いといえます。

ただ、ここで問題となるのが、施主がこの「予算」に固執してしまうということです。その結果、ハウスメーカーや工務店に依頼する際に、まずはじめに予算を告げてから、家づくりの具体的な検討に入るということになってしまうわけです。たしかに、ハウスメーカーや工務店の場合は、はじめに予算を言っておかないと、金額がかさんでいく傾向にありますから、しかたのないことだと思います。

でも、「はじめに予算ありき」でスタートしてしまうと、予算オーバーしてしまったときに、本来自分たちがもっていた「家づくりに対する希望」をどんどん切り捨てていくことになってしまうのです。これでは本末転倒もいいところで、なんのための家づくりかわからなくなってしまいます。


つづきをご覧になりたい方はMore・・・をクリック


(予算を最初に掲げてしまうと、いろいろな面でプレッシャーとなって表れてきます。どうしても予算が足りない場合は、配管、設備などの今しかできないもので予算を削るのではなく、あとからでもできることは、思い切って住んでからの二期工事も視野に入れて考えてみるのも手です。なんでもかんでも無理して予算内ですべてをやってしまうと、あとあと後悔することになります。)

そこで私の場合は、施主と一緒に家づくりをはじめるとき、予算については一切聞かないことにしています。つまり、予算を前面に出して考えるのではなく、家づくり全体を考えるなかに、予算の問題も含まれていると、とらえているのです。



つづきは『建築家がコストダウンで工夫すること』で述べていきます。



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コラム「建築家が明かす家づくりの極意」2回目

  • 2008.10.01 Wednesday
  • 11:23



建築家の設計プラン 〜ハウスメーカーとの違い〜のつづき

建築家とともに家を建てる場合は、設計案が一つということはありません。

たとえば、私の事務所の場合では、いく度かの打ち合わせを重ねて施主の希望がほぼ伝わってきた段階で、平面図のラフ設計案を作成することになりますが、そのラフ設計案は、最低でも三つほど作成して施主に提出します。なぜなら、たとえ制約の多い敷地であろうと、それをクリアする方法はいくつか見つけ出すことができるからです。家の形を敷地に限定され、設計案を一つしか作成できない、またはコスト最優先で一つしか作成しないということはないのです。


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先ほど、私の事務所ではラフ設計案を最低でも三つ提出すると述べましたが、そのなかから即座に一案だけを決定できる施主はあまりいないでしょう。だいたいの施主が、どれを選んだらいいのか悩むのではないでしょうか。

また、ほとんどの施主は、一案を選択したのなら、すべてがその設計で進んでいくと考えてしまいます。

そこで、私の事務所では、三つの案のなかからそれぞれの箇所について、好きなものを選択できるようにもしています。

Aのリビングは気に入ったけど浴室はBのほうがいいとか、トイレはCのほうがいいというように、自由に選択できるのです。

そして、それをまとめた設計を、また新たに提案するという過程を、施主が納得するまで繰り返します。


具体的な参考例として、敷地は角地で敷地面積 約21坪、家族構成はご夫婦 子供2人の4人家族のプランについてBlogの2008年07月 11日の『N邸 打ち合わせ用スケッチ パース』を掲載をしております。ご参考まで。


3回目につづく・・・








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建築家の設計プラン

  • 2008.09.17 Wednesday
  • 09:06






週に一度のコラム「建築家が明かす家づくりの極意」がスタート!

暮らしやすい家は、どうすれば建てられるのか?

これまでわからなかった建築家の考え方や、住いに関する全ての事柄を、「建築家が明かす家づくりの極意」のコラムで解き明かします。


コラムの第一回目は、建築家の『設計プラン』についてお話しいたします。


一般的に、建築家の家づくりの方法についてはあまり知られていませんから、建主は、ハウスメーカーの家づくりの方法を基本と考える場合が多いようです。建主から必要な部屋数と予算を聞きパズルのように間取りを決めていきます。プレゼンテーションと呼ばれる、これまでのような建主との打ち合わせの段階があまりなく、設計案は一つしか提出しない場合も多いようです。ハウスメーカーが、設計案を一案しか提出しない理由は、組織的にも設計より営業部門の力が強く、より効率的な手間と時間のかからない方法を選択しているように思います。

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まず、家の形が四角形であれば、設計の手間も時間もそれほどかかりません。そして、それが現在売り出し中の形の決まっている設計であれば、材料をある程度まとめて量産できるので、ここでも手間と時間を短縮することができます。つまり、手間と時間のかからないこの方法なら、コストを抑えることができるのです。施主はこのような方法を基本と考えてしまううえに、建ペい率や容積率といった法規制のことなど専門的なことを言われると、示された設計案しかないと思い込んでしまいます。さらに、出された一案に対して比べる案がほとんどないので、疑いを残しながらも仕方なく納得し、決定してしまうケースが多いようです。

そして、最低限度の調整が加えられたものが基本設計となり、実施設計が作成されていきます。実施設計とは、実際に工事を行なう際に必要な、詳細な平面図や展開図などのことです。この実施設計の元になるのが基本設計ですから、あまり検討されない設計案が、そのまま基本設計になってしまうということは、どういうことかおわかりでしょう。新しい家に対するさまざまな可能性が、あっけなく捨て去られることになるのです。
設計者の顔が見えず、営業マンとだけの設計の打合せ自体おかしな話だと思っています。

2回目につづく・・・



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