週に一度のコラム「建築家が明かす家づくりの極意」がスタート!暮らしやすい家は、どうすれば建てられるのか?これまでわからなかった建築家の考え方や、住いに関する全ての事柄を、
「建築家が明かす家づくりの極意」のコラムで解き明かします。
コラムの第一回目は、
建築家の『設計プラン』についてお話しいたします。
一般的に、建築家の家づくりの方法についてはあまり知られていませんから、建主は、ハウスメーカーの家づくりの方法を基本と考える場合が多いようです。建主から必要な部屋数と予算を聞きパズルのように間取りを決めていきます。プレゼンテーションと呼ばれる、これまでのような建主との打ち合わせの段階があまりなく、設計案は一つしか提出しない場合も多いようです。ハウスメーカーが、設計案を一案しか提出しない理由は、組織的にも設計より営業部門の力が強く、より効率的な手間と時間のかからない方法を選択しているように思います。
つづきを見たい方はMore・・・をクリック↓まず、家の形が四角形であれば、設計の手間も時間もそれほどかかりません。そして、それが現在売り出し中の形の決まっている設計であれば、材料をある程度まとめて量産できるので、ここでも手間と時間を短縮することができます。つまり、手間と時間のかからないこの方法なら、コストを抑えることができるのです。施主はこのような方法を基本と考えてしまううえに、建ペい率や容積率といった法規制のことなど専門的なことを言われると、示された設計案しかないと思い込んでしまいます。さらに、出された一案に対して比べる案がほとんどないので、疑いを残しながらも仕方なく納得し、決定してしまうケースが多いようです。
そして、最低限度の調整が加えられたものが基本設計となり、実施設計が作成されていきます。実施設計とは、実際に工事を行なう際に必要な、詳細な平面図や展開図などのことです。この実施設計の元になるのが基本設計ですから、あまり検討されない設計案が、そのまま基本設計になってしまうということは、どういうことかおわかりでしょう。新しい家に対するさまざまな可能性が、あっけなく捨て去られることになるのです。
設計者の顔が見えず、営業マンとだけの設計の打合せ自体おかしな話だと思っています。
2回目につづく・・・
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