「狭小住宅」 と 中庭 ・ すき間 O (ゼロ)工法
- 2013.08.14 Wednesday
- 13:08
「 狭小住宅」 中庭 ・ すき間 ゼロ 工法 について
狭小住宅はいつの時代でも根強い人気があります。
狭くても自分なりのこだわりの家を持ちたい。マンションを購入するより同じような金額で狭い土地を探し、自分の土地に住みたい。等々。
理由は様々ですが、土地が見つかりいざ建物を建てる時になって、自分の思う設計プランが設計側から提案されず、悩んでいる方が多いようです。
近年そんな相談も多く、設計プランを拝見する機会も多いのですが、希望する部屋数はかろうじて満たしているものの、太陽の光や風通りも悪かったり、また狭小住宅だからこそ小さくとも中庭が欲しいのに無かったりします。
私の事務所では、狭小住宅にこそ小さくともほっと出来る中庭は必要と考えますし、これまで設計に組み入れてきました。
中庭を作ろうとする、設計の工夫も大切ですが、手段の方法のひとつとして、すき間ゼロ工法も有効な方法です。
この工法は、一般的に隣地境界から、仮設足場や外壁の作業スペースとして建物を400以上離す事が多いのですが、隣地境界線上まで足場なしで建てることが出来る工法です。
現在進行中の京都の住宅でも一面(東側)を行いましたが、狭小住宅のように面積が狭い場合は、特に有効です。
設計では道路に面する以外の3面をすき間ゼロにしなくても、2面かあるいはそれぞれ150ほど離し、節約した空間を中庭の面積にあてるなど、近隣の状況や太陽の採り入れ方に合わせて、判断するようにしています。
下記は京都の住宅A邸の工事をしていて、すき間ゼロを数多く施工している株式会社徳永建設のHPの一部です。
東京でもすき間ゼロ工法は施工していますので、平面プランで納得がいかない方やすき間O(ゼロ)工法に興味のある方は、設計プランを含めご相談下さい。
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