『中庭のある家』 の間取り

  • 2012.04.16 Monday
  • 10:55
 『中庭のある家』 二階平面図   

この家には二つの吹き抜けがあります。二つの吹き抜けはこの住宅の重要な要素になっています。

中庭の吹き抜けは、南の陽の光を確保するとともに、その豊かな空間は暮らしの場を広げます。

また子供部屋を挟むダイニングルームの吹き抜けは、1階と2階を一体化させ、子供の気配が分かり会話が生まれます。

ふたつの吹き抜けの間には廊下があります。
一般的な家の廊下は部屋と部屋をつなぐだけの機能しかありませんが、この廊下は中庭とリビング・ダイニングの様子が分かり、家族がどこにいても気配が分かります。

    吹き抜けの天井にはトップライトがあり、1階から入った風がトップライトから吹き抜けていきます。

吹き抜けをやめるか小さくして、子供部屋を広くする案もあったのですが、1階から子供の様子が分からなくなることやダイニングから見上げた吹き抜けは限りなく豊かな方が気持ちがいいし、家族の団らんの場でもあるダイニング(食卓)を充実したほうがいいとKさんと相談し今の案になりました。


子供部屋の考え方

一般的に多くの子供は個室より家族がいるリビングやダイニングで勉強することが多く、子供部屋を
を考える時、家中が勉強部屋という発想に立って子供部屋以外に様々なところで勉強できるようにしておということも大切です。

子供部屋を出来るだけ小さくし、その分家族が一緒にいる場を充実することも選択肢のひとつです。

『中庭のある家』 の間取り

  • 2012.04.09 Monday
  • 11:19
  1. 『中庭のある家』     一階平面図

    以前から中庭のある家の暮らしを望んでいたKさんは、次のようなイメージを持っていました。

    ・ 中庭は室内(インドア)としたい。

    ・ リビングルームと中庭が一体となるイメージ。

    ・ 単なる採光・通風のためだけではなく、飲食スペースとしても楽しみたい。

    ・ 中庭を囲むように子供部屋、や寝室を配置したい.


    中庭の形をどのように作るかは、家族の暮らしによって色々なバリエーションがあります。

    また敷地の形状や、方位、隣接している周囲の建物によって中庭をどう作るかを考えます。

    特に大切なことは、一般的な建て方をしたら家の中が暗くなったり、庭が取れなかったりなどハンディになるところを中庭を作ることによってハンディの部分が克服され、さらに考えていなかった空間の豊かさや、家族の暮らしが楽しく活性化していくことを設計の段階からいつも考えています。


    この敷地は南側に総二階建ての家があり南の光は一階では期待できないため、東側(道路側)の光を採りながら、南の光は中庭のトップライトから取り入れ一階の隅々まで南の陽を落としています。 
    この住まいの一階には廊下がありません。廊下の部分を無くしその分をリビングや中庭の面積に当てています。

    現代風の縁側
    中庭には道路側に縁側があり、かつての縁側が地域の交流の場であったように、子供の友達や隣近所の人達との交流の輪が広がることを期待しています。

    お月見や、友だちとの集いなど暮らしの場と楽しみが広がる住まいです。


    ・次回2階平面プラン掲載予定







     

『中庭のある家』の間取り

  • 2012.04.03 Tuesday
  • 11:29

 『中庭のある家』

このところ中庭のある家の問い合わせが増えています。
また中庭を家の中につくりたが設計のプロセスを知りたいという質問も寄せられています。

確かに地鎮祭から完成までの工事中のプロセスはよく見るのですが、設計段階の平面プランややり取りを掲載することは少ないようです。

これまで設計してきた「中庭(パティオ)のある家」の平面プランや現在進行中の設計を含め、出来るだけ様々な敷地に対応した中庭のある家を紹介したいと思います。



この敷地の南側は0.6Mほど高い土地に総二階の家が建っていて南の光は期待できませんし、西側も2.0Mほど高い擁壁があります。北側は現在空地ですが間もなく家が建つ予定です。

3方を囲まれた敷地に、陽が当たる「中庭のある家」が出来るか心配されている中、設計がスタートしました。

次回平面プランを掲載します。南側に建物が建っていても、陽の光が採れる平面プランです。


中庭の住まい設計中庭空間のある家

横山彰人建築設計事務所「”中庭のある住まい”の施工実績


『中庭のある家』の間取り

  • 2012.03.27 Tuesday
  • 14:22
『中庭のある家』について

中庭のある家に興味を持ったり、住みたいと考えている方が多くなっています。

以前から「中庭のある家」を設計していますが、お客様の動機は様々です。しかし最近は溢れる陽の光や風が吹き抜けるといった良さの外、暮らしを楽しむために中庭のある家を求める方が多くなりました。

確かに中庭でのランチ、夜のお酒、パーティーなど、より暮らしを楽しむためのバリエーションは大きく広がります。

先日雑誌にも書きましたが(4月発売)東日本大震災以降、より家族をいつも感じていたいという思いも強くなりました。家族の絆が強くなりいつも家族を感じられる間取りが大切ではないかと考えています。

その家族のために工夫された「中庭のある家は」とても有効な設計手法だと思っています。
工夫されたということは、ただ中庭を作ればいいというわけではありません。
その家族の暮らしやライフスタイルをしっかり読み込んで時間をかけて設計することが大切になってきます。

したがってどんな家族にも合う規格住宅の「中庭のある家」では、せっかくの家づくりがもったいない気がします。

また「中庭のある家」の質問も多く、様々な間取りを見たいというご希望も多くなりました。今後継続的に、掲載していきたいと思います。

今回は現在平面プランが進行中の中庭案を何回かに分けて掲載します。 

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