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    ほっとする癒やしの空間「坪庭」

    • 2014.06.03 Tuesday
    • 15:43

     居酒屋の「坪庭」

    京都の古い居酒屋にはどんなに小さくても坪庭があります。東京ではお店も家賃が高いからなのか、客席を増やし効率を上げるためか,ほとんど中庭を見ることができません。

    同じお酒を飲むにしても坪庭があると、ゆったりとした時間が流れていくようです。

    暑暑い夏も、麻の暖簾(のれん)を下げ見た目にも、いかにも涼しげに見えます。少しの風でも暖簾が揺れ、風が坪庭に通り抜けていきます。 空空間としてはほんの4,5帖程度の中庭ですが、日本の暮らしの知恵や工夫がたくさん詰まっている空間です。


    住宅も同じで、「中庭」はどんなに狭い敷地でも設計の工夫次第で実現し、心が休まる癒しの空間と、豊かな暮らしを約束します。

    京都 旅館 炭屋の中庭

    • 2013.08.11 Sunday
    • 14:38
    京都の和風旅館の有名な老舗は、「柊家」「俵屋」「炭屋」ですが、どの旅館の部屋にも坪庭(中庭)があって街中とは思えない静けさと格調を持っています。

    「炭屋」は私の好きな建築家、吉村順三氏の設計で(増築部分)スケールで測ると様々な発見があって楽しく、時間を忘れます。

    写真は「炭屋」の部屋の前の坪庭や廊下部分から見た坪庭です。





    坪庭の奥行きは、スケールで計ると1mと少しですが、建物に奥行きが出て、1日の疲れが忘れるような良い感じですね。塀の足元の黒瓦が空間を引き締めています。



    何回も増改築を繰り返していますが、ガラスブロックを使う感覚が面白い。





    暑い夏を少しでも涼しく見えるよう、障子から葦簀の建具が入ります。外のスダレもいかにも涼しげです。


    伝統ある老舗旅館はとても好きですが、心配しているのは古い木造旅館は近年の耐震基準に合わなくなってしまい、耐震基準に合わそうとすると、膨大なお金がかかってしまうことです。

    そのために意に反して旅館を閉めてしまうケースが、今後増えていくのではないかということです。老舗旅館に限らず、料亭やお茶屋さんなども同じで、京都の街中や路地に入った建物の変わり様を見ると、とても心配です。




     

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