京都・葵祭(あおいまつり)

  • 2015.05.26 Tuesday
  • 16:06

 葵 祭 (あおいまつり)

京都が新緑で最も美しい季節を迎える時、京都三大祭の一つ葵祭が行なわれます。京都御所をスタートに、下鴨神社から上賀茂神社まで8キロを、総勢500人の行列が爽やかな5月の空の下に、雅な平安絵巻が繰り広げられました。


外外国の観光客も多く、沿道は大混雑でしたが、仕事の帰り、鴨川の葵橋近くで見ることが出来ました。馬に乗るきらびやかな近衛使代と女人の赤と白の衣装は、新緑に映え美しい景色でした。乱立したビルの谷間ではなく、町家が並ぶかつての時代は、いかばかりに美しかったろうと思いました。お祭り自体が無くなっていくこの時代、いつまでも続いてほしいお祭です。

晩秋 の 京都

  • 2009.12.05 Saturday
  • 09:56


 所用もあり京都に行ってきました。 今年の紅葉は遅くいつもの年はもう終わりなのですが、まだ美しく残っていました。 

 京都は紅葉の名所はたくさんありますが、個人的には黒谷にある真如堂や東山の永観堂、清水寺の紅葉が好きです。

 その年によって紅葉の美しさが違いますが、天候と気温に関係があって、梅雨の時期から夏に雨がしっかり降って、秋に気温が下がらないと紅葉の葉が美しくならないのだそうです。

 その意味で今年の紅葉は、ここ数年来で最も美しいのではないかと思いました。




・施工実績について
・株式会社 横山彰人建築設計事務所 
・横山彰人建築設計事務所プロフィール
・横山彰人著書の紹介















京都 五条坂 河井寛次郎記念館 

  • 2008.04.26 Saturday
  • 08:16


 河井寛次郎記念館は、五条坂を 清水寺方向に歩き 東大和大路通り 手前、 若宮八幡宮を少し南に入った所にある。







 このあたりは京都の伝統産業、清水焼の中心地であった。

 毎年8月7日から10日は 陶器まつり が開かれ五条坂の両側には何百軒もの陶器を売る露店が並び、夜遅くまでにぎわう。

 清水焼を作る工場や窯は、東山を越した山科の方に移っているが、それでもこのあたりをそぞろ歩くと、小さな陶器店や崩れかかった作業所があったりする。
 そんな一角に 河井寛次郎記念館がある。

 ここは清水寺へ行く途中の茶碗坂にある 京都連絡事務所 から歩いて5分程のところで、仕事に疲れるとよく訪れる。

 私がいつも元気をもらう場所でもあります。

 河井寛次郎は優れた陶芸家や木彫刻家そして民芸運動の指導者として類まれな才能を発揮しました。
 この建物は1937年に建てられた寛次郎氏の住居兼創作の為の工房で、住宅をそのまま美術館にしたものです。

 陶芸や彫刻の作品はじめ収集したコレクションなど、自身が生活した空間の中で見ることが出来るのが何よりも魅力である。








 寛次郎氏の作品の好きなところは、清水焼の優美で繊細な陶器とはとても似ても似つかない強烈な個性をもち、その縄文的な力強い作風と色彩の強烈さに引かれます。 
                                                             私はそんな作品も好きですが,島根県安木(やすぎ) で建築を家業にする家に生まれたことや、それに造形力も加わり、家そのものの空間や家具、建具などがとても素晴らしい。

 現代の家にはない懐かしい 「古(いにしえ)の空間」 を感じる事ができます。

 とくに住まいの中心をなす 囲炉裏(いろり) の上部は大きな吹き抜けがありこの家の豊かさを特徴づけています。

 そんなやさしくおおらかな空間は、私の好きな建築でもあります。

 住まいと陶芸の作業場や登り窯との間の中庭も私の好きな所で、陽だまりに座っているとゆったりとした時間が流れ,時が経つのを忘れてしまいそうです。

 力強い木組の構成、白い砂壁、障子からやわらかな光、そんな空間と作品の中に身をおいていると、自然に力と元気がわいてくるような気がします。

 創作の合間に書いた 「自筆のノート」 に残した言葉の数々も素敵です。

     此世(このよ)は自分をさがしに来た処
     此世は自分を見に来た処

     暮らしが仕事  仕事が暮らし       「いのちの窓それ以降」 より 

 柱時計の刻む音、歩くと床のきしむ音といった 聴覚
 木の椅子に座り家具に触れることによって感じる 手の 感触と温もり

 河井寛次郎記念館は、私たちが失ってしまったゆたかで 居心地のいい空間 を体現できる貴重な場でもあります。 


            
 













京都  太秦・堀木ギャラリー  ・ 洛中 散 策    

  • 2007.12.21 Friday
  • 11:49


晩秋の京都を駆け足で巡ってきました。
 目的は以前仕事をしたクライアントの打合せ一件。 そして現在設計が進行中の住宅に 堀木さんの和紙を使ったデザインを検討するため、太秦(京都の西、東映映画村の近く) にあるギャラリーに行ってきました。

 ギャラリーでは約1時間ほどこれまで手がけた作品や、建築家とのコラボレーションの仕事の説明など、スタッフの方から聞きました。
堀木さんは和紙を素材に様々な可能性にl挑戦し、高い評価を受けている方です。

 以前クライアントと私は横浜の そごう美術館 で作品を拝見していましたし、特に照明を入れた時の和紙の表情の豊かさは、とても魅力的でした。
 
 今回の住宅ではリビングの吹き抜けの天井や、玄関ホールのオブジェや、空間を区切るパーティションなどを検討しようと思っています。

 様々な出会い、そこから生まれる感動、そんな気持ちを大切にしたいと思います。

洛中  散策

京都のこの時節は、紅葉が終わり観光客も少なく静かでした。冬枯れの木立には、紅葉した葉がわずかばかり、散り忘れたように残っていました。

 

 黒谷 ・ 真如堂



一面の落ち葉を踏みしめながら歩く 野の道 は、京都ならではの趣があります。

 堀木ギャラリーを後にして駆け足で、鳴滝のはずれにある 了徳寺 で師走のこの日に行われている行事、 大根だき で大根を食べに行きました。

 そして吉田山に近い私の好きな 黒谷の真如堂 界隈を歩き、祇園町北側の 京都現代美術館で 木村伊兵衛 写真展 を見て四条大橋に着いたのが6時。

 夜は陶芸家の友人と、高瀬川ぞいの小さな店でお酒を酌み交わし、長いような短い一日が終わりました。
 


 
















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