建築家 宮脇 檀(まゆみ) さんのこと

  • 2012.01.10 Tuesday
  • 16:29
宮脇 氏が亡くなつて14年経ちます。たくさんの作品、著書、エツセイを残しましたが、ユーモア溢れる言葉や、住宅と世相をたくみに表現する類稀な建築家でした。

前回のブログで著書からの言葉を引用しましたが、早速宮脇フアンからか、本の名前の問い合わせがありました。

著書の名前  「父たちよ 家へ帰れ」  新潮社  (現在廃版になつています)

ブログで引用した言葉

    「父親が早く帰りたくなるような家を設計したい」

    「夜父親が家に帰つてくる時、外から子供部屋の明かりや、妻が家事をしながら待つていてく
     れるキツチンの明かりが見えれば、一日の疲れも忘れるだろう。そんな家を作りたい」

本が書かれた時代は、高度成長期。  世の父親達は企業戦士として忙しく、家は「飯、風呂、寝る」だけの機能だけがあればよく、家造りは全て妻にまかせてしまうような時代に、いい家を設計すれば父親が家に愛着を持ち、早く帰つて来るのではないかというメツセージを込めて書かれたものです。

現代の家は閉鎖的な家が多く、地域に開く家がいいと言いながら、道路(社会)からは家族の気配が分からない家が多くなつています。

子供部屋の窓が道路沿いに面していたり、家族団らんの明かりが道路にこぼれていたりすれば,壁だけの家より,歩いている人も温かい気持ちになるはず。 そしてその分だけ街並も優しくなるはず。

家づくりは本来そうあるべきだと思うのですが。



 
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