柱 (はしら) の きず
- 2008.06.10 Tuesday
- 09:29
今月から工事が着工する M邸は建て替えで二世帯住宅に生まれ変ります。
この日はMさんと仮住まいへの引越しが終わり、解体される家での立会いです。
「柱のきず」
一度消して上からまた刻まれているのが分かります
家族の思い出がいっぱい詰まった 家。 がらんとしたリビングが寂しそうです。
新しい家にかつて住んだ家族の記憶を何か残そうと思い、一本の柱に刻まれた「柱のきず」を残そうと思いました。
はしらのきずは おととしの
五月 五日の 背くらべ ・・・・・ 童謡 「背くらべ」 中山晋平 作曲
毎年、五月 五日に家族みんなで刻んだ 柱のきず 。
よく見ると柱にはお父さん、お母さん、子供だった頃のMさん、お姉さん、お孫さん の背の高さが刻まれています。
この柱を新しい家のどこに残そうか、設計者として楽しい悩みでもあります。
- 住まいの雑感
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昨年仕事でお会いして、横山先生になら実家をお任せできると安心しています。
就職して実家は出ましたが、しょっちゅう家族+仲間が集まる楽しい家族です。育った家がなくなるのはちょっと寂しい…でも、新しい家には新しい歴史が刻まれるのですね!
みんなが集まれる、すてきな家を造ってください。どうぞよろしくお願いします。