8月26日、INAX (イナックス) 主催の セミナー
「
コミュニケーションを育むリフォーム」~家族が幸せで、明るく豊かに暮らす家づくり〜 の演題で約2時間講演をしてきました。
今回はINAXに登録している建設業者の方だけの集まりでしたが、リフォームをやっている業者さんからコミュニケーションをテーマにした講演をして欲しいという希望があって、私にオファーがあったことを聞き驚きでした。
リフォームの現場でも、便利性や快適性ばかりでなく、家族のコミュニケーションを含めた様々な取り組みが要求されているからなのでしょうか。
戦後から高度経済成長をへて日本の社会は便利、快適、効率性の向上を目指して発展を続けてきました。
私たちの住まいも例外ではなく、特に設備、素材、は技術革新によって大きく変わりましたがそれでも便利、快適性の欲求は留まることを知りません。
しかし、そうしたハードの部分は著しく発達したものの、親子のスキンシップや自然にコミュニケーションを育む家族空間は、といったソフトの部分はないがしろにされてきました。
住まいがどんなに便利で快適になってもいい家にはなりません。 それはいい家にする必要十分条件の必要条件の一つにすぎません。 じつはこの事を認識していない建築関係者を含めユーザーは以外と多いのです。
豊か過ぎるこの時代、現代の住宅が見失ってしまったものはなんでしょうか。
かつての住まいを振り返って現代の nLDK住宅は
、「何を失って何を得たのか」を改めて検証する事は大切だと思います。
様々な事例をあげながら話をしてきました。 猛暑のなか業者の皆さんお疲れ様でした。