子供が頭のよくなる住まい

  • 2009.10.28 Wednesday
  • 07:03


  コラム  子供が頭のよくなる住まい

 始めるにあたって
 勉強が好きになって、明るく積極的に行動する子供がいる一方で、何事も消極的で部屋にこもり勉強に身が入らない子供がいます。

 その差の原因を脳科学の面からも調査され、近年あきらかにされています。

 その結果、家の構造や間取りと、家族コミュニケーションの度合いが、深い関係があることが分かりました。

 キーワードは、子供の居場所、家族コミュニケーション、気配の分かる間取り、 の三つです。

 この三つを住まいにどう取り込んでいくかがポイントですが、新築ばかりではなくリフォームでも十分可能です。
 このキーワードは子供ばかりではなく、成長した家族、二世帯住宅、など家族の絆が強くなる大事な要素でもあるのです。

 これまでの経験や実績、資料、をもとにコラムの形で掲載していきたいと思います。
       中庭の亜熱帯植物 ジャガランタ 高さ6m以上あります
       トップライトからの光が美しく、夜は星や月が楽しめます













ロ フ ト (屋根裏部屋) のリフォーム

  • 2009.10.25 Sunday
  • 22:13


 リフォームで 「隠 れ 家」 をつくる

 リフォームでロフトに茶室をつくりました。  水屋や切炉もある4帖の小間です。
 天井は切妻屋根の状態でケソウ土のコテ塗りでかなり奇抜な空間ですが、畳に座ると妙に落ち着きます。

 まるで人里離れた山奥にいる感覚になります。
 もともとあったトップライトの下に障子を取り付け、やわらかい光りを採り入れています。 夜は間接照明の灯かりが美しく空間を包みます。

 写真には写っていませんが魅力的な仕掛けがたくさんあります。
             リフォーム前のロフト(屋根裏部屋)です
        障子を開けると青空と風が入り、夜は星空が見えます

 ロフトは物置だけの開かずの間になっている家が多いのですが、工夫とアイデアによって、とても心が癒される魅力的な空間に生まれ変わります。

 
 そんな空間を手に入れたい方はご連絡下さい。 ロフトだけのリフォームでも様々なアイデアを提案します。













耐震補強・大規模リフォーム  設計監理

  • 2009.10.22 Thursday
  • 06:50


 鉄 骨 検 査
 
 この日は鉄骨検査のため宇都宮へ行ってきました。外壁の3階部分まで取り付きます。
  正式な検査機関によるすでに行われた厳重な検査結果をもとに、チェックが行われます。

  また安全性のほか塗装仕上げなので、仕上がりの面からの検討もなされます。
 鉄骨の何百ヶ所もの溶接は全て機械ロボットで行なわれます。

 安全性は確保されても見た目の美しさは、かつてのように人間の手で溶接されていた時の方がきれいでした。
 あらゆる場面で効率と経済性のもとに、人の手のぬくもりが無くなっていきます。

 およそ2時間ほどでようやく無事検査は終わりました。

 宇都宮はなんといっても 「餃子の街」。 以前 「家族コミュニケーションと間取り」 という演題で講演に来た時も餃子を食べましたが、この日も駅近くの餃子専門店で餃子とビールで乾杯しました。 やはり餃子は美味しい。













スケッチ ペン画 

  • 2009.10.18 Sunday
  • 11:23


 スケッチ  新宿戸山町1丁目

 アトリエから見える住宅風景を描いてみました。
 なんでもない風景ですが、描いていると小さな様々なことが見えてきます。

 東京の住宅街に以外に緑が多いこと。 電柱や電線が多いこと。 建築の北側斜線や高度斜線がいかに建築に影響を及ぼしているか、などなど。

 遠くに見える高い建物は大久保通り沿いで、道路から30mまでは近隣商業地域ですから高い建物が建てられますが、手前は住居地域なので低層の建物しか建てられません。

 建築規制によって街の建物が、大きく左右されている事が分かります。















金 木 犀  (きんもくせい)

  • 2009.10.15 Thursday
  • 06:58


 中秋の名月が終わり、日増しに秋が深まっているのが分かります。
 夜の冷たい空気の中、いつもの街角を曲がると、金木犀の香りが漂ってきました。

 早春の沈丁花の香りも好きですが、秋の澄んだ空気の中の、甘い香りの金木犀もとても好きです。
 住宅設計の植栽で使いたいのですが、成長すると枝振りが横に広がってしまう難点があります。

 狭い敷地が多く、どうしても枝が横に広がらない、また人気もあるヒメシャラやヤマボウシを使う事が多い。

 家の外観にこだわる方は多いのですが、シンボルツリーや緑の植栽は家を引き立て魅力的にします。

 毎年、金木犀の黄色の花弁が道に雪のように散っているのを見ると、晩秋に近づいている事を感じます。














小さくても大きく暮す 狭小住宅

  • 2009.10.11 Sunday
  • 10:04


豊かな住まいをつくるためのポイント  7

シンプルに大きく暮す

 住まいは広ければいいというものではありません。 小さな家でも広く住む為の、設計上の工夫や仕掛けがあれば大きな暮らしが出来ます。

 私の設計する住まいにいつも工夫し配慮している、設計手法のいくつかをを挙げてみますので参考にして下さい。

・ 窓や出入り口の開口部を天井いっぱいにすることによって、空間の拡がりが でます。

・ 吹き抜けやトップライトをとることによって、空間に拡がりと奥行きを出します。

・ 天井高いだけがいいわけではありません。高低差を作ることによって、空間にメリハリと緊張がでてきます。

・ スキップフロアを作ることによって、空間に連続性と一体感がでてきます。

・ 対角線に目線が通るよう、設計に工夫すれば広がりが出てきます。

 上記はポイントの一例を列挙しました。 そしてその間取りや家族構成、敷地の状況によって設計者の経験してきた身体的寸法の感覚と感性が加わり、小さくても面積以上の拡がり感が実感できる家が出来るのです。


□ 間取りでお悩みの方はご連絡ください。無料でご協力、アドバイスをいたします。















設計手法

  • 2009.10.06 Tuesday
  • 07:23


居心地のいい住まいをつくる部位の考え方  3

 室内の建具
 室内の建具はハウスメーカーや工務店をはじめほとんどが既製品(工業製品)が使われています。

 その理由はコストが安い、施工が簡単で効率が良い、というものですが、ほとんどがプリントのシートが貼られている製品なので、造り付けの建具に比べ工業製品特有の貧弱で温かみに欠ける欠点があります。
 そして同じ理由で開き戸(ドア形式)が多く使われています。

 私はほとんど造り付けの建具を使い、また玄関以外の多くは引き戸を使います。

 その理由は、造り付けは空間にあわせて天井までの高さや、壁の中に引き込む事によって空間が一体になります。 空間を面白く構成するというメリットもあります。

 また換気の調整や、開き戸に比べ開閉のためのスペースを必要としませんし、家族の気配も容易に分かります。 

 こんな事が、全て居心地のよさにつながっていきます。
 居心地のよさとは、部屋が広いとか、狭いとか、快適な設備とかはではなく、建具ひとつの使い方などの積み重ねによって、居心地のよさを実感するのです。

 気になるコストの面ですが、開き戸に比べ金物代が安くなる面もあり、私の設計では工夫と職人さんとの協力によって既製品とあまり変わらない金額で造っています。














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