師 走 ・ 築 地 市場

  • 2009.12.31 Thursday
  • 21:19


一年の終わり今日は31日  大晦日 です。

不況の嵐が吹き荒れる一年でしたが、健康で元気に過ごせた事、皆様のおかげと感謝しております。

またホームページ、コラム、そしてブログ読んでいただいてありがとうございました。

2010年はコラムやブログを充実させ、新たな設計の試みも掲載していきたいと思いますので、よろしくお願いします。


今年最後の仕事の帰り、師走の築地市場に寄って来ました。 今年は不景気のせいかクリスマスも年末も静かなものでしたが、ここ築地市場は人の洪水でした。
築地市場は移転問題で揺れていますが、この雰囲気はいつまでも残しておきたい気がします。

このブログはNHKの「紅白歌合戦」をチラチラ観ながら打っていますが、それにしても知らない歌手、知らない歌が多いことにいまさらながらショックです。


2010年、皆様にとって幸多い年であることをお祈りします。













「リフォーム」 で失敗しないために

  • 2009.12.30 Wednesday
  • 12:06


間取りの変更を含めた、比較的大きなリフォームを行った方から、失敗したと後悔している方が増えています。

12月28日のブログで 「資金管理は新築より難しいのがリフォーム」 といいましたが、難しいのは金額の面だけではありません。

リフォームは新築と違って基礎やある程度の構造を残しながら行います。
つまり暮らしや生活の延長としてリフォームすると言う視点が大事なのです。

 しかし、リフォームは自分の住んでいる家だからと部屋の間取りの変更を簡単に考えてしまう事が多く、完成してから使いにくく居心地の良くない部屋になってしまうケースが多いのです。

失敗しないためには新築と同様家族との打合せや、シュミレーションが大切になっていきます。

にもかかわらず、システムキッチン、洗面、浴室、床暖房、や高気密、断熱といったことの比重が大きくなり、暮らしの空間がないがしろになっているきらいがあります。

設備が新しくなって便利になったが、どうも部屋の使い勝手や居心地が悪いと言うことはその打合せがしっかりできていないことが原因のひとつです。

便利な設備や断熱性を高める事はもちろん大切ですが、全体のバランスが大切だと思います。



・エコ住宅と国の補助金制度について
・株式会社 横山彰人建築設計事務所 
・横山彰人建築設計事務所プロフィール
・横山彰人著書の紹介















「リフォーム」 か 「建て替え」 かで悩んだ時

  • 2009.12.28 Monday
  • 07:15


リフォームの打合せを進めていくと、この際だからアレもコレもと希望が出て、工事金額が増えていきます。

その結果工事金額が少しぐらいの差なら、建て替えの方がいいのではないかという意見や、どちらが住み心地がいいだろうかという話がでてきたり、悩んでしまうケースも多いようです。

資金管理は新築より難しいのがリフォームだといえます。

私の場合、大規模リフォームや間取りがかなり変わることが予想されるリフォームの場合は、建て替えの場合の平面プランと概算見積、そしてリフォームの設計を同時に進行させていきます。

そして工事金額、住み心地を比較しながら可能性を探っていくという方法をよくとります。


この方が期間の短縮や、お客様の理解や納得につながっていくように思います。

コラムに「リフォーム減税」について掲載しましたが、比較的小規模なバリアフリーの工事以外は減税の恩恵を受けようとすると、どうしても大規模リフォームになってしまいます。
 
リフォームにするか建て替えにするかの相談が多いのも、こんな背景もあるのではないかと思います。

・エコ住宅と国の補助金制度について
・株式会社 横山彰人建築設計事務所 
・横山彰人建築設計事務所プロフィール
・横山彰人著書の紹介















設計手法 玄関 3 玄関扉 (外開き or 内開き)

  • 2009.12.26 Saturday
  • 09:35


 設計手法についての問い合わせも多いので、毎週ブログに掲載していきます。
 住まい作りのお役に立てるポイントを書いていきますのでご利用ください。 

居心地のいい住まいをつくる部位の考え方 6

玄 関 扉
 ほとんどの住宅の玄関扉は外開きです。既製品は100%外開きですがそれはなぜでしょう。

 玄関の面積が狭いということもありますが、その理由は雨や風の吹き込み、そして扉の技術的な納まりの難しさを含め、外開きの方がクレームが発生しないということがあります。

 しかし、視点を変えてお客様を温かく招き入れたり、「いらっしゃいませ」 という言葉からも扉が外側に開くより、内側に開いた方が理にかなっているのは間違いありません。
 

 建築家 宮脇 壇 の住宅設計では出来る限り内開きを取り入れていました。
 私も何軒かの設計で内開きを設計しましたが、内開きにするには技術的な部分と設計上配慮しなければならないことがいくつかあります。

 方向としては玄関扉は内開きだと思うのですが。 
 紙面の関係で詳細の説明は出来ませんが、内開きを検討されている方や興味のある方はご連絡下さい。



・施工実績について
・株式会社 横山彰人建築設計事務所 
・横山彰人建築設計事務所プロフィール
・横山彰人著書の紹介

















設計手法  玄関 2  玄関扉

  • 2009.12.23 Wednesday
  • 13:40


 居心地のいい住まいをつくる部位の考え方 5

 玄 関 扉
 現在住宅の玄関扉の主流はアルミ(鋼製)の扉です。 これは雨にも強くフリーメンテナンスが支持されているのでしょう。

 しかし、家族やお客様を温かく迎える素材としては、いくら装飾されていて高価な扉であっても、アルミの冷たさが感じられいい素材ではないように思います。

 できれば玄関扉も大事な顔ですから、私は家全体の雰囲気にあわせて素材や大きさを考え、 木製扉をよく使います。

 素材は、ナラ材、米松、檜、ラワン、チークなどですが年数が経つほど風合いや、味がでてきます。
 設計上、雨が直接あたらない工夫や配慮をすればかなり年数が持ちます。

 アルミ製はフリーメンテナンスではありますが、年数とともに光沢もなくなり、みすぼらしくもなっていきます。

 玄関扉は家族の誰もが毎日手に触れる訳ですから、もう少し心を配りたいものです。


・施工実績について
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・横山彰人著書の紹介


 














設計手法

  • 2009.12.17 Thursday
  • 07:40


 居心地のいい住まいをつくる部位の考え方 4

 玄 関 1   アプローチ
 玄関はよく家の顔といいます。 玄関に入るまでのアプローチや玄関の中の印象はとても大事です。

 住んでいる人の人柄が伝わる場所でもありますし、家族や父親が疲れて帰ってきたとき、癒されほっとする場として配慮したいものです。

 敷地に余裕の無いケースでも、様々な工夫によって魅力的なアプローチにする事ができます。
 玄関までの距離がない場合には、歩くごとに角度をつけると奥行きや陰影がでてきます。小さなスペースでも枝振りが広がらない落葉樹、たとえばヒメシャラ、ヤマボウシ、などシンボルツリーとしても適しています

 足元にはアイビーなどのツタものや照明にも気をつけたいものです。


 道を通る人も楽しめ、またお客様を迎え入れる場合にもアプローチが季節感溢れる舞台であれば、住む人の人柄が表現できるのではないかと思います。

 次回は玄関ホールについて考えます。
 



・施工実績について
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エコ と 「空間比率」 の共生

  • 2009.12.10 Thursday
  • 09:44


 事務所のH.Pでこのところ最もアクセスが多いのは、エコに関するコラムです。 
 
 鳩山首相が温室効果ガスを1990年比で25%削減を表明してからさらに、様々な分野で加熱したようです。
 書店の住宅関係の雑誌には、太陽光発電、省エネ、減税制度、補助金などの見出しが躍っています。

 いつもながら情報の氾濫で、ユーザーが混乱しどんな情報が的確でためになるのか分からなくなっているきらいがあります。

 新築にしてもリフォームにしても、家の構造や基本的な設備の詳細が分からないユーザーは,表面的な減額や国の補助金などに目を奪われ、結果として建築業者の言うなりになってしまうケースが増えています。

 またエコを意識した設備や建材を使っても、貧相な空間比率であればその機能は十分発揮できないのです。

 空間比率とは部屋と部屋のつながり(間取り)や、部屋の広さに対する天井の高さ、自然に風が流れる工夫、といったことを語れないまま情報だけが先行しているような気がします。


 正確な情報と「空間比率」の問題をコラムとブログなどで掲載していきたいと思います。


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晩秋 の 京都

  • 2009.12.05 Saturday
  • 09:56


 所用もあり京都に行ってきました。 今年の紅葉は遅くいつもの年はもう終わりなのですが、まだ美しく残っていました。 

 京都は紅葉の名所はたくさんありますが、個人的には黒谷にある真如堂や東山の永観堂、清水寺の紅葉が好きです。

 その年によって紅葉の美しさが違いますが、天候と気温に関係があって、梅雨の時期から夏に雨がしっかり降って、秋に気温が下がらないと紅葉の葉が美しくならないのだそうです。

 その意味で今年の紅葉は、ここ数年来で最も美しいのではないかと思いました。




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