「中庭のある家」 に住んだお客様からのうれしい便り
- 2010.05.28 Friday
- 07:01
昨年 「中庭のある家」 を設計し、暮らしてみての感想を頂きました。
家の中に中庭のある家が理想ということで、設計をスタートしましたが、これまでマンション暮らしなので暑さ、寒さや植栽の手入れが唯一の心配だったと言います。
四季を通じて暮らしての感想を、一部掲載させていただきます。
・・・・・・多少寒くても暑くても、家に入った瞬時から感じる吹き抜けの開放感や、トップライトやFIX窓からの光や、青空、月あかりの美しさ。 リビングから大きなガラスを通してみる吹き抜けの大きな木と緑が、絵画のようです。
そんなかえがたい住み心地を思うと、寒暖は工夫を重ねたり、毎日葉っぱのそうじをしたり、多くの気づかいをする事も、楽しくなってくるように思います。
建物に入ると冬でもTシャツで大丈夫な場所も多く、便利、快適すぎる事に慣れすぎてしまってエスカレートしそうな最近でしたので、住まい方、生活する事への姿勢について、考え直してみる毎日です。 ・・・・・・・
お話では子どもも積極的に植栽に水をやったり、家族の会話も中庭の木の成長についての話もはずみ、また照明を消して葉っぱを通して見る月は感動するとの事でした。
確実に新しい住まいによって、家族も暮らしもいい方向に変わっているという実感を感じるといいます。
「中庭のある家」は自然な形で家族にエコ生活を実現しているのかも知れません。
設計者としてうれしい便りでした。