春がくる

  • 2012.03.31 Saturday
  • 11:31
昨日の東京都心の気温は19度。
この季節は日中が暖かくても夜は肌寒かったりして朝家を出る時コートを持って行っていいのか迷ってしまいます。

昨日の暖かさにくらべ、今日は雨混じりの強い風、こんな天気を繰り返しながら春が来るのでしょうか。

今年は寒い季節が長く続いたからでしょうか、沈丁花や梅が同時に咲き、街路のプランターボックスにも春の花を見るようになりました。

午前中からの事務所での打ち合わせが終わり、午後から減築をしてリフォームで中庭を作りたいというお客様との打ち合わせでご自宅へ伺う予定です。




朝事務所に来るまでの途中、東京都庁中庭の梅が満開です。昨日の写真。




  

『中庭のある家』の間取り

  • 2012.03.27 Tuesday
  • 14:22
『中庭のある家』について

中庭のある家に興味を持ったり、住みたいと考えている方が多くなっています。

以前から「中庭のある家」を設計していますが、お客様の動機は様々です。しかし最近は溢れる陽の光や風が吹き抜けるといった良さの外、暮らしを楽しむために中庭のある家を求める方が多くなりました。

確かに中庭でのランチ、夜のお酒、パーティーなど、より暮らしを楽しむためのバリエーションは大きく広がります。

先日雑誌にも書きましたが(4月発売)東日本大震災以降、より家族をいつも感じていたいという思いも強くなりました。家族の絆が強くなりいつも家族を感じられる間取りが大切ではないかと考えています。

その家族のために工夫された「中庭のある家は」とても有効な設計手法だと思っています。
工夫されたということは、ただ中庭を作ればいいというわけではありません。
その家族の暮らしやライフスタイルをしっかり読み込んで時間をかけて設計することが大切になってきます。

したがってどんな家族にも合う規格住宅の「中庭のある家」では、せっかくの家づくりがもったいない気がします。

また「中庭のある家」の質問も多く、様々な間取りを見たいというご希望も多くなりました。今後継続的に、掲載していきたいと思います。

今回は現在平面プランが進行中の中庭案を何回かに分けて掲載します。 

京都河原町 ギャラリーカト  水彩スケッチ展

  • 2012.03.23 Friday
  • 17:41
3月12日から18日まで水彩スケッチ展があり、水彩画二点を出展しました。 

場所は中京区寺町通りで「ギャラリーカト」。出張での仕事の合間に何とか仕上げました。







東山 二年坂  
高台寺側から見る。向こうに見える階段を登りしばらく歩くと産寧坂(三年坂)。清水寺の参道に続く好きな散歩道です。祇園の八坂神社から続くこの道は、厳しい建築規制があつて環境に合わない建築は建てることが出来ません。いつまでも残しておきたい風景です。



春の高瀬川  
三条通りから150mほど下がった所で描いています。描いた時は桜も満開で川面に映る桜がとてもきれいでした。散り始めると川は桜の花びらで埋め尽くされ、まるで桜の帯のように流れていきます。夏の青葉、秋の紅葉、四季を通じて好きな川と小道です。



O 邸 新築工事 完成間近  

  • 2012.03.16 Friday
  • 12:49
O 邸 新築工事

中庭、や外構工事が残っておりますが、室内の方はほぼ完成しましたので写真を一部掲載します。
外観、や中庭の写真は後日掲載の予定です。

間口が狭く奥行きが長い敷地です。また回りの環境は東、南、西、の3方が総二階建てに囲まれています。
日照を採り入れるのに難しい敷地でしたが、中庭やトップライトによって北側の部屋にも光が入るように工夫しています。 


ダイニングキッチンからトップライトを見る。

北側のキッチンですが今の季節でも気持ちのいい日差しが十分に入ります。


アイランド型のオープンキッチン。 作業しながら道路を行き交う様子が見えます。 床は無垢材。


キッチンと洗面、浴室が同じ導線上にあります。洗面所の入り口はキッチン側からとダイニング側からの二カ所あります。



平面的には中庭をはさんでダイニングとリビングがあります。

写真はリビングから階段を見ていますが、中庭を中心にリビング、ダイニングが一体になるプランです。


階段の段板のみが浮いているようなストリップ型の階段。


リビングにもトップライト。






中庭から空を見上る。青空が切り取られているようでとても気持ちがいい中庭です。

正面に見えるのは隣家です。後工事で目隠しが入ります。

Rさんから自宅「中庭の家」の3・11当時の手紙をいただきました

  • 2012.03.10 Saturday
  • 10:34
Rさんの家は、インドアで中庭のある設計です。仕事の件で連絡があり、その手紙の中で昨年の東日本大震災の時の自宅の様子が書かれていました。

もともと中庭がある家は剛性が強く、地震に強いのですがとても嬉しいお便りでした。
一部ご紹介します。

先生に建てて頂いた家も丸6年たちました。昨年の地震の際は、私たち夫妻は仕事、息子は学校で家にいる者は誰もいませんでしたが、家に帰つてみると、壊れたものや物があちこち移動しているということが全くなく、朝家を出た時とほぼ同じ状態でした。感謝しています。


収納家具や食器棚は建物本体と一体とする造り付けとしたのも良かつたようです。空間をシンプルにするためにも造り付けを選ぶことが多いのですが、地震の揺れにも強いのでぜひ取り入れてほしいと思います。

明日は3・11です。雑誌社からの依頼で「東日本大震災以後家づくりで何が変つたのか、求められているもの何か」という内容でいま原稿を書いています。
4月になりますが掲載されたらまたこの欄に掲載しますので、読んで頂けたらと思います。

中庭のある家
紹介記事のRさんの家

著書から東京の私立中学校の国語入試問題に採用されました

  • 2012.03.04 Sunday
  • 20:09
嬉しい連絡が届き、私の著書「住まいに居場所がありますか」(筑摩新書)から大妻中野中学校の国語の入学試験問題に採用されたということでした。

昨年度はふたつの大学の入試問題に採用されましたが、たくさん本が出版されている中から住まいに関して取り上げられることは、建築家としてとても嬉しいことでした。

特に今回は、帰国生対象の入学試験問題でした。取り上げられた部分が日本の住宅問題や、現在住まいが抱えている問題に関して書いたところでしたので、良かつたと思いました。

詳細については、また掲載したいと思います。


ここ数日、雑誌社の依頼で、「東日本大震災以後、住まいに対して何が変わつたか、また家族の意識はどう変つたか」のタイトルで原稿を書いています。

3・11からもうすぐ1年です。 かけがいのない家族を失つた被災者を思い浮かべながら書く作業はつらいものですが、出版されたら掲載しますので、ぜひ読んで下さい。




calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< March 2012 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM