映画 『ル・コルビュジエの家』
- 2013.01.25 Friday
- 20:52
映画 ル・コルビュジエの家 を観て
この映画は公開されているのは知っていましたが、東京都内では、高井戸シネマのみで、しかも1日1回の上映、1月26日で終了ということが友人から聞いて、あわてて観に行って来ました。(友人のMさんに感謝)
観る前は映画のストーリーより、ル・コルビジェの設計した有名な小住宅の空間を映像でみたいという欲求が強かったのですが、観終わるとなんと現代家族の様々な側面を描く示唆に富んだ映画でした。
映画の舞台になった「クルチット邸」はル・コルビュジエが1954年にアルゼンチンに設計した、診療所と自宅の建物です。中の空間は名作「サボォワ邸」などでおなじみの、ピロティ、スロープ、中庭、水平連続窓、屋上庭園といった空間、(ル・コルビュジエが提唱した新しい建築の5原則)がちりばめられていて、空間の魅力と今でも新鮮さを失われない空間構成は素晴らしく楽しめました。
(特に中庭を取り囲むようにテラス、スロープは変化に満ちて、その空間に降り注ぐ太陽の光と陰影は魅力的でした。)
物語は「クルチット邸」に夫と妻そして娘が静かに住んでいますが、隣人が「窓」をつくることによって起こる小さなトラブルが、家族の絆の脆さや、喪失感をも産んでいくという、その意味では家族の生き方や、あり方を見直すという側面を持った映画でした。
それにしても「ル・コルビュジエ」の設計した名建築を舞台に隣家とのトラブルをストーリーにすること自体想像できなかっただけに、驚きであり新鮮でした。
今週は建築研究室の新年会があり、今年の企画は自由が丘に現存している住宅で、私の好きな建築家 故吉村順三氏の住宅見学会です。これもとてもたのしみです。
この映画は公開されているのは知っていましたが、東京都内では、高井戸シネマのみで、しかも1日1回の上映、1月26日で終了ということが友人から聞いて、あわてて観に行って来ました。(友人のMさんに感謝)
観る前は映画のストーリーより、ル・コルビジェの設計した有名な小住宅の空間を映像でみたいという欲求が強かったのですが、観終わるとなんと現代家族の様々な側面を描く示唆に富んだ映画でした。
映画の舞台になった「クルチット邸」はル・コルビュジエが1954年にアルゼンチンに設計した、診療所と自宅の建物です。中の空間は名作「サボォワ邸」などでおなじみの、ピロティ、スロープ、中庭、水平連続窓、屋上庭園といった空間、(ル・コルビュジエが提唱した新しい建築の5原則)がちりばめられていて、空間の魅力と今でも新鮮さを失われない空間構成は素晴らしく楽しめました。
(特に中庭を取り囲むようにテラス、スロープは変化に満ちて、その空間に降り注ぐ太陽の光と陰影は魅力的でした。)
物語は「クルチット邸」に夫と妻そして娘が静かに住んでいますが、隣人が「窓」をつくることによって起こる小さなトラブルが、家族の絆の脆さや、喪失感をも産んでいくという、その意味では家族の生き方や、あり方を見直すという側面を持った映画でした。
それにしても「ル・コルビュジエ」の設計した名建築を舞台に隣家とのトラブルをストーリーにすること自体想像できなかっただけに、驚きであり新鮮でした。
今週は建築研究室の新年会があり、今年の企画は自由が丘に現存している住宅で、私の好きな建築家 故吉村順三氏の住宅見学会です。これもとてもたのしみです。
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