墨田区多聞寺、荒川の土手

  • 2014.05.24 Saturday
  • 15:03

墨田区五丁目 多聞寺山門

この山門は現在東京区内最古の建築物と言われていますが、この茅葺き屋根の葺き替え工事を私の若い時代30年ほど前、京都から職人を手配し、茅は静岡から手配し工事を行った懐かしい記憶があります。


そのころ社寺建築の設計もしていた関係で、この山門も手掛けることになりました。

この日はお客様の土地を見に来たのですが、その敷地は懐かしくもこの山門のすぐ近くでした。数十年ぶりに訪れとても懐かしい思いでした。


東東京ではほとんど姿を消した茅葺きの山門。木造茅葺切妻造(もくぞうかやぶききりづまづくり)四脚門の形式です。 京京都のかや職人が泊まりこんで作業したことを懐かしく思い出されます。 正正面の入り口。平安時代創設と言われています。


お客様の土地を見、多聞寺を訪れ、そのあとは直ぐ目の前の荒川の土手に行きました。

荒川の土手は、小説家 永井荷風(ながいかふう)が好んで訪れたところですが、今はほんの少ししか面影は残っておりません。

往往年の方なら荒川のこの土手を見れば、武田鉄矢主演のドラマ「3年B組金八先生」で、生徒がこの土手をランニングしていた情景を思い出すはずです。 ここの場所からスケッチをしてきました。とてものどやかな風景でした。

荒川の堀切橋からの夕焼け。夕陽を浴び陸橋を走り抜ける電車が妙に懐かしく、郷愁を感じました。


この後、堀切から浅草に出て、想い出深い神谷バーで電気ブランとビールを飲み疲れを癒やしました。

私は平面プランを考える時、新築にかぎらず、必ずその敷地を見に行きます。街のたたずまい、環境、匂い、そんな中から設計の切り口を探していきます。

今回のように敷地の近くに遠い昔関わった懐かしい場所であったり、いつか行きたいと思っていた場所の近くだったり。様々な発見も出会いもあり、土地を見にゆくことは楽しみでもあります。

T 邸 新築工事 地鎮祭 (狭小地)

  • 2014.05.15 Thursday
  • 11:54

 T 邸 地鎮祭 (狭小地に建てる)

間口3・7M、奥行10M の敷地に建つ建築です。いろいろ試行錯誤のすえようやく地鎮祭。

建て主共々喜び合いました。

地  地鎮祭は、工事中の安全と無事竣工を祈りいつも緊張します。 写  写真でも分かるように、両側がビルで新陸する建物は隣地境界線から150ほどしか離れていません。仮設足場なしの建築です。

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