N邸週末住宅

  • 2017.05.29 Monday
  • 15:15

N邸 週末住宅新築工事

 

Nさんは週末住宅の完成が楽しみで、毎週のように南房総の現場へ足を運んでいるようです。私は10日から2週間に一度のペースで設計監理に通っています。高速バス「なのはな号」で新宿バスタから東京湾海ほたるを通って、ハイウェイオアシス冨楽里まで約1時間30分ほどで着きます。

いまは初夏で日に日に緑の色が変わりますが、早春は河津桜や菜の花がとてもきれいでした。建物がとても小さいので大工さんは始めから最後まで一人です。大工さんの話では最後まで一人で作る現場はとても楽しいそうです。

2階のこの場所は掘りごたつがあり、外はルーフバルコニーが続いています。Nさんは寒い冬は終日炬燵に入って、春から秋はルーフバルコニーから思う存分海を見ることができます。

2階からルーフバルコニーから。晴れた日の夕暮は富士山のシルエットが美しく見え、時間がたつのを忘れ、見入ってしまいました。

立型のスリットの前に机を置く予定。読書コーナーです。前の大きなFIXガラスは防犯ガラス。この家の開口部は全て海を見るために配置計画されています。

 

 

 

横山彰人建築設計事務所 

〒160-0023 東京都新宿区西新宿3-3-23 ファミール西新宿

TEL / 03-3348-2808 (代表)  FAX / 03-3348-2829

「理想の子ども部屋」とは

  • 2017.05.22 Monday
  • 16:19

コラム 子ども部屋 「理想の子ども部屋」とは

 

理想の子ども部屋はどんな部屋ですかとよく質問されます。しかし、家族のライフスタイルや子どもの性格もそれぞれですから、どの子どもにも対応する理想の子ども部屋はありません。広くて環境のいい部屋がいい子ども部屋ではないことは,誰もが分かっていますが、それではどんな要素を持った部屋がいいかは、答えられないのが現状でしょう。

 

私は子ども部屋を設計するにあたって、心がけていることは、家族と子どもの距離感です。子どもの顔が見える家であり、子どもが夢と創造を育む工夫が大切だと考えています。また同時に、子どもは思春期に至るまで遊びを通して成長していきます。学習も自立もテリトリー形成を含め、遊ぶことによって学んでいきます。子どもに一部屋与えれば済むという話ではありませんし、部屋が子育てするわけではありません。

かつての時代のように、外に空き地や遊び場があって、また地域社会が子供の成長の一端を担っていた時代もありましたが、現代はその機能を失っており、その分家庭の比重がとても大きくなっているのです。

子どものスペースをどう考えるかは、家全体をどう考えるかにつながっていきます。設計の手法は様々ですが、ひとつの切り口として「家中が子ども部屋」や「子どもの目線で考える」という発想に立つと見えてくるものがあります。

 

 

横山彰人建築設計事務所 

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