私の中庭(コートハウス)論  第二回

  • 2018.07.24 Tuesday
  • 14:09

コラム 「私の中庭 (コートハウス) 論」  第二回

 

住宅環境の現状

都市住宅における敷地は、ますます細分化、狭小化をたどり続けています。狭い敷地において、

隣家とのプライバシーを守りつつ、いかに永続的に太陽の光と、通風を確保するかは、

都市住宅において、大きなテーマになってきています。にもかかわらず、敷地に対して建物を

セットバックし、前面道路側に、庭やガレージを配置する在来型プランが多く、ある日突然隣に

3階建てが建設されたり悲劇的な事例が後を絶ちません。設計段階の敷地の深い読み取りと、

有効利用が求められます。

 

中庭(コートハウス)の場合

中庭のある家 (コートハウス) の発想は敷地いっぱいに塀や建物を建てることにより (私の設計では

隣地との距離は30僉足場をかける最少寸法。状況によって隣地との間は10)

中途半端な空地を無くし、空地は全て庭か室内空間に取り込みます。つまり敷地全体を余す所

なく住空間として設計し、自然と人、室内と室外の緊密な関係を造り出す事にあります。

その結果、在来プランと比べて開放的で明るいプランが生まれ、中庭 (コート) の形状も、L型、

U型、ロ型など、敷地の形状に合わせて、自由なゾーニングができます。敷地が狭小になるほど、

中庭のある家(コートハウス)は有効になってくるはずです。

 

 

私の中庭(コートハウス)論

  • 2018.07.23 Monday
  • 16:22

コラム 「私の中庭 (コートハウス) 論」 第一回 

 

はじめに

事務所のホームページを開くと画面に「中庭のある家」(コートハウス)が目に入ります。お客様から

「中庭のある家」だけしか設計しないのですかとか、どんなメリットがありますかという質問が

よくあります。 今回はそんな質問にお答えし改めて私の中庭論(コートハウス)を説明したいと思います。

 

 特に私の設計では、中庭のある家だけを多く設計しているわけではありませんが、 現在の悪化

する一方の住宅環境や、家族が置かれている現代社会の現状を考え、その中で住宅設計を捉えると、

「中庭のある家」(コートハウス)に設計の主眼を置く ことは間違いではないと考えたからです。

単にデザイン上やインテリア性の高さから設計のテーマにしてる訳ではなく、メリットといわれる、

通風、採光、防犯などは、大きなメリットではありますが、それも ひとつの要素と考えています。

 私は物理的なメリットより、中庭のある家(コートハウス)がもたらす精神的、心理的な

 影響のほうがメリットとして大きいのではないかと思います。

 中庭のある家(コートハウス)に暮らすことによって、家族そして、大人や子供、高齢者にどんな 恩恵や

変化をもたらすのか、物理的なメリットを含め何回かに分け掲載していきます。

 

 

Nさんの近況報告

  • 2018.06.26 Tuesday
  • 13:55

Nさんからの近況報告とお礼の便り

 

千葉の房総半島、鋸南町に週末住宅が完成し3か月が経ったころ、Nさんからお便りが届きました。5年越しの待ちに待った週末住宅で、文面から喜ばれている様子や、第二の人生として海や、花々や自然を満喫している暮らしが目に浮かぶようです。

設計者としてうれしく、この仕事を続けていくことに自信を持つ、一時でもあります。設計のスタートから完成まで、東京から電車で3時間かけて行ったり、東京湾海ほたるを高速バスで往復したり、様々なことが全て懐かしく、楽しく思い出され苦労を忘れてしまいます。

デッキから見える夕暮の景色。遠く三浦半島やその先に富士山のシルエットが浮かびます。東京湾を時々大きな外国船のタンカーが横切っていきます。

函館・立待岬

  • 2018.06.20 Wednesday
  • 20:18

函館・立待岬・石川啄木の墓

梅雨の合間、函館で高校の同級会があり、いつもの通り、駆け足で出席してきました。これまで函館は数回行き、観光の定番の夜景や煉瓦街など行きましたが、今回はどうしても行きたかった念願の「立待岬」だけに絞ってゆきました。

遠く下北半島と津軽半島が見えます。風は強かったのですが、ようやく来た岬だったので、長い時間海を見ていました。

ハマナスの花。一時は絶滅したそうですが、地元の方々の努力で再び毎年花が咲くようになったとのことです。

立待岬のすぐ手前にあり石川啄木と妻の節子、そして子どもも眠るお墓。

一時函館の青柳町に住んだ啄木は、函館を愛し、生前函館に墓をつくりたいとも言っていました。遠くに大森海岸を望むところにお墓があります。大森海岸で作った歌に、有名な 「小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたわむる」があります。

立待岬の突端に近いところに、与謝野鉄幹・晶子夫妻の歌碑があります。いろんな歌碑を見ましたが、自然の岩石に陶板をはめ込んだ碑は珍しく自然の風合いがとてもよく、素晴らしい歌碑だと思いました。

O邸新築工事 9坪の狭小住宅

  • 2018.06.05 Tuesday
  • 17:05

O邸新築工事 「9坪狭小住宅」 建て方

 

 

前面道路も狭いので、ようやく全景を撮ることができました。向かって右側の隣家とは15僂曚匹靴空いていません。足場も建てられないので、外壁のサイディングは内側から貼っていくことになります。

3階から見た街並みですが、周りの建物が密集している様子がわかります。

土地が三角形で変形していて、壁が直角になるところがないので、写真のように構造がかなり複雑になりました。

 

 

N邸二世帯住宅

  • 2018.05.17 Thursday
  • 18:30

N邸新築工事 二世帯住宅 「中庭のある家」

 

造作工事 棟上げが完了しすると、しばらくの間造作工事が続きます。この段階で完成を頭に描き、様々なチェックをします

勾配天井のトップには三つのトップライトがあります。

中庭の空間には足場がかけられています。約16屬涼翊蹐任后

 

L字型のリビングルームで南の光を十分に採りいれるため、大きな開口部を取っています。

1階ガレージと2階リビングルームとの間に、大きな収納スペースを設けています。出入りには上げ蓋式の入り口を設けました。

O邸 新築工事 狭小住宅

  • 2018.04.17 Tuesday
  • 15:19

O邸 新築工事  狭小住宅  (敷地面積9,5坪)

 

基礎配筋工事

土間配筋はコンクリートを打つと、鉄筋が全く見えなくなってしまうためこの段階で、鉄筋の本数、間隔、被り厚さ、番線の締結状態など細かくチェックします。

敷地面積が9,5坪なので、隣地との離れはほとんどありません。

鉄筋が正確に5僖團奪舛貌っています。メジャーで確認していきます

被りの厚さ、基礎立ち上がりの納めなどチェックしていきます。

N邸新築工事 棟上げ完了

  • 2018.04.12 Thursday
  • 17:12

N邸新築工事 棟上げ完了

基礎の段階では小さく感じた建物も土台が敷かれ、柱が立ち、建物の輪郭が見えてくると、始めの印象がずいぶん変わってきます。

道路側から見た外観です。正面の屋根は片流れです。

正面に見える部分は中庭です。中庭を囲むように部屋が並んでいます。

リビングルーム天井は勾配天井で一番高いところにトップライトがあります。棟が上がると最初に屋根工事が始まりますので、鋼製建具

のトップライトは最初に取り付けます。

3階の屋上から見える緑の森は、深大寺公園の緑です。この日も気持ちのいい風が流れていました。

京都の桜

  • 2018.04.05 Thursday
  • 19:06

京都の桜  

毎年京都の桜は、東京より1週間ほど遅れて咲き始めるのですが、今年は暖かい日が続き東京とほぼ同じ時期に開花しました。それでも京都は枝垂桜が多いので、東京が終わってもかろうじて満開の枝垂桜を観ることができました。3月27日から寺町通りの画廊で水彩画のグループ展が開催されていて、私も二点出展しており、当番を兼ねていってきました。

 

寺町通りにあるヤマシタギャラリーでグループ展が開催されました。この通りは画廊や画材屋、そして鳩居堂の本店もあり落ち着いた好きな通りです。「葵祭」と「嵐山渡月橋」二点出しています。

平安神宮の神苑のなかの桜で、紅枝垂れとも糸桜ともいい、作家、谷潤一郎の「細雪」にも登場する桜で、染井吉野にはない繊細さがとても好きです。

少し散り気味の円山公園の桜です。着物を着た可愛い女の子が、いかにも京都らしく、東京のお花見と少し違いますね。

木屋町の高瀬川沿いの桜。かつての時代は船で行き来していました。川を200mほど下がると川沿いに建築家安藤忠雄の設計した初期の作品(ブティック)があります。

京都から京阪電車で20分ほど行った八幡市で保津川と木津川の挟まれた背割堤 の桜です。堤沿いに1,4キロほど続く桜並木で、懐かしく感じる牧歌的な風景でした。

N邸新築工事

  • 2018.03.27 Tuesday
  • 15:34

N 邸 新築工事 (二世帯住宅)

 基礎工事

 

工事が着工し最初の段階で、最も大切な工事が基礎工事です。土台と基礎を締結する金物をアンカーボルトといいますが、適切なところに入っているかチェックをしたり、土台がしっかり基礎の上に位置しているか、様々な点を検査します。

 

敷地の中央に見える黒い土の部分が中庭です。中庭を中心に間取りが構成されています。

この段階で、配水管、給水、温水の配管をしていきます。どこから給水をもってくるのか、設計図面の水回り、給湯機の位置など確認しながら、配管をします。

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