O邸 新築工事 間口が狭く奥行きが長い敷地 ・ 中庭のある家

  • 2011.12.02 Friday
  • 11:58
小屋組・トップライト

小屋の梁は、登り梁を使っています。全体が吹き抜けになる部分ですが、間口が狭いので、ゆったりとした空間を取るため、屋根勾配は6寸にしています。


北側斜線のため屋根勾配は北から登っています。北側の隣家が迫っているので、トップライトから採光を取り入れています。


既成のトップライトでサイズは1200×900。

光の量は900×900でもいいのですが、階下のダイニングから見上げた時、空間に対してトップライトが小さく見えるので、O邸では1200×900にしています。

防水シートをしっかり敷いて、屋根材はガルバリューム鋼板です。


■ 一口メモ(これから家づくりを考えておられる方のための)

登り梁は室内の空間を最大限有効に使い切る場合に有効です。
一般的には小屋組は伝統的な和小屋 が多いのですが、適正な登り梁は小屋裏を広く使うことの他に、資源を有効に使うという意味合いもあります。

トップライトは様々な長所を持っていますが、どの場所にどういう効果を期待するかは、設計者と相談したほうがいいと思います。

屋根のどの部分に設置するか、サイズ、機能(ガラスがFIXか開閉式)、トーメイか不透明、日差し調整の考え方等、検討すべきことはたくさんあります。

無垢材 ショールーム 見学

  • 2011.11.08 Tuesday
  • 18:10
無垢(むく)材 

床材で無垢材を希望するケースが増えていますが、難点は価格と材質です。

価格は無垢の種類と、仕入れの流通経路をどう考えるかで大きく違います。

材質は無垢の質感、色、厚み、手触り、使用する部屋、によって違いますが写真ではなく実際見ることが必要条件だと思います。

今回Oさんのご主人とお嬢さんと、たくさんの材木の問屋さんが並ぶ木場へ行って見てきました。










同じ材質でも産地によって色が違いますし、また樹木のどの部分かによって価格も違います。



O 邸 新築工事 間口が狭く奥行きのある敷地・中庭のある家

  • 2011.11.01 Tuesday
  • 10:49
 棟 上 げ

棟上げはお客様にとって平面的な設計図しか見ていない状態から、1日で立体的な三次元の建物が現れるわけですから、ほんとうに感動すると思います。

設計する側にしても、模型やスケッチで確認していても立ち上がるまでは、何回経験しても緊張します。 



小屋部分を見る。 勾配は6寸。 勾配としてはかなり急勾配だが、ロフト部分の床面積を確保したいのと、この程度の勾配のほうがプロポーションは良くなる。



中庭部分を2階から見る。 



三方隣家に囲まれているため、中庭からの採光以外に一部吹き抜けにしてトップライトからリビングに光を落とす予定。


棟が上ると同時に2階の床を貼り、翌日には鋼製建具の確認のためOさんご主人とチェックをしました。
設計段階で決めた、窓の位置やサイズを見直す作業は、一般的には行われていませんが、暮らしや居心地に直接関係しますので、時間と手間はかかりますが大切な事だと思います。



■ 一口メモ (これから家づくりを考えている方のための)

棟が上がったら出来るだけ早い段階に、ハシゴを使ってでも2階に登れるよう、建築業者に頼んで上がって下さい。
2階から見える風景をみるだけでもいいと思います。

設計段階で見落としていたものや気が付かなかったことが、幾つか見つかるはずです。

完成まで何も変更がない事のほうがおかしいのですから。 この段階であれば大抵は手遅れにはなりません。
遠慮しないで設計の方や、業者に相談してください。


O 邸 新築工事 間口が狭く奥行きが長い敷地・中庭のある家

  • 2011.10.18 Tuesday
  • 17:22
基礎工事 ベースコンクリート 

基礎の配筋が終わり、検査が終わるとベースのコンクリートを打ちます。鉄筋からコンクリートのかぶりの厚さや、底盤からの厚さ120以上と決められているため、注意して打ち込みます。



黒い土の部分が中庭です。 

周囲に鉄筋が立ち上がっているのは基礎の立ち上がり部分で、2回に分けてコンクリートを打設します。



アプローチ部分で、約800の段差がありますので道路からスロープで勾配をつけ、階段は4段ほどになります。

室内空間を間口いっぱい取りたいため、工事作業は厳しいですが、隣地境界からは約300ほどしか離れていません。



■ 一口メモ  (これから家を作る方のための)

コンクリート打設前のチェックや品質についての検査は、なかなか知識として分かっていても建て主が、現地で確認することは難しいと言えます。

しかし、設計事務所が入っているなら別ですが、業者に全ておまかせでなく、検査のデータを見せてもらったり、コンクリートの仕上がり面で、ヒビ割れやジャンカなどの欠陥がないかどうか、自身の目で確かめることは必要でしょう。



O 邸新築工事 間口が狭く奥行きが長い敷地・中庭のある家

  • 2011.10.05 Wednesday
  • 14:57
基礎の配筋が出来ましたので配筋検査を検査機関と一緒の立会です。基礎はベタ基礎です。



手前がガレージで1階の床レベルまで約1M以上の高低差があります。



南奥から道路を見ています。黒い土の部分が中庭です。狭いようですが南北の距離は4M以上ありできる限り採光を採るよう配慮しています。

中庭の場合は方位によって異なりますが、2,7M以上でないと光の具合がよくないので、私の場合その寸法をひとつの目安にしています。



配筋状況。防湿シートの上に捨てコンクリート敷、その上にベースの配筋をします。

鉄筋はD13、200×200ピッチ、コンクリート面より60程スペーサーで上げています。



道路から見る。道路から1階土間まで約0,8Mほどあるのでどのように階段を作っていくか、再度検討します。
設計上は決定しているのですが、家族が毎日通る階段なので、再度建て主のOさんと現場で確認します。



道路からのアプローチは大事なので、入念にチェックします。



■ 一口メモ  (家づくりを考えている方の)

基礎は一般に布基礎とベタ基礎があります。地盤の状況や建物の形状によって使い分けをしますが、最近ではベタ基礎を多く使います。

メーカーや規格住宅は布基礎が多いようですが、敷地が狭く近隣が接近している場合は、湿気、隣地からの距離を最小限にしたい時など、ベタ基礎の方が有利に働きます。

さらに大事な事はベタ基礎は建物の荷重を平面全体で受けるため、構造的にもまた不同沈下にも効果的に働きます。

コスト的には布基礎はコンクリートの打設も一回で済みますし、鉄筋の量そして工事の日数や手間も少なく、ベタ基礎よりコストがかかりません。

 

O 邸新築工事 間口が狭く奥行きが長い家

  • 2011.09.30 Friday
  • 13:53
コの字型・中庭のある家

地鎮祭が終わり、遣り方の前に敷地にテープで間取りをのせ、光や近隣との兼ね合いを見ます。

この段階ではなかなか完成のイメージが掴めませんが、設計図を見ながら確認しておくことは大切です。



Oさんも図面を見ながら感覚をつかんでいます。 いまOさんが立っている所あたりが中庭になるところです。



上を見上げると、3方(東、南、西側)が2階建ての建物に囲まれています。
風の通りと、採光をどのように取り入れるかが、設計のテーマのひとつになっています。

東京は建てるとき空地であっても、いつ隣に2階建てや3階建ての建物が建つかわかりませんので、どんな状況になっても風や十分な光を取り入れる設計の配慮はしておかなくてはなりません。



■ 一口メモ

この段階が過ぎると、遣り方、土工事、基礎工事と続き、なかなか敷地の中に入れません。

この機会に一階の間取り、近隣の窓、敷地の空き具合、外壁の色合いなどを確認しておいた方がいいでしょう。

季節によって太陽高度も違いますので、できれば午前中、午後、夕方の陽の入り方も確認しておくといいでしょう。

O 邸 新築工事  ショールーム見学

  • 2011.09.16 Friday
  • 11:50
ショールームめぐり 

ショールームへはよく建て主と同行します。設備機器や内外装の建材など一度は一緒に行って、その素材の質感や考え方を説明するようにしています。

今回 ご一緒したのは、Oさんがネットで見つけた設備機器や建材を扱うメーカーです。

工事契約をしても見積金額より安いものが見つかれば、事務所のスタンスとして施主支給であっても積極的に使っていくという体制をとっています。



ショールームで手で触れて素材感や実際の色をみることは大切です。



既製品でも在来工法であれば、設計の段階で寸法の調整をし、既製品の短所をある程度埋めることも出来ます。


■ 一口メモ

ショールームへ行く時は必ず設計図とメジャーを持って行ってください。

展示されている空間が大きので、眼の錯覚でこのぐらいの大きさならは大丈夫と思っても実際には入らなかったり、バランスがおかしかったりすることが多いのです。

また建材の色を決めるときも実際のサンプルをもらって、現場で確認してください。
色も、ショールームの明るい空間で見るのと現場で見るのとは随分違うものです。

O邸 新築工事 地鎮祭

  • 2011.08.11 Thursday
  • 10:57
地 鎮 祭

このところ、ほんとうに暑い日が続いています。

そんな中O邸の地鎮祭が行われました。 地元の氷川神社の神主さんで大汗をかきながら、工事の安全とO家の繁栄を祈念して頂きました。


気温は35度、神聖なる儀式で気持ちが新たに引き締まる時ですから、汗が体中から吹き出ていますが、設計者と工事側の服装は、クールビズとはいきません。


夏休みの前に地鎮祭を行ない、建物の位置を確認し、19日頃から本格的に工事が始まります。




上記の写真のように敷地の三方(東、南、西)が総二階の隣家に囲まれています。

設計のコンセプトは当然、光と風をどう取り入れるか、そして隣家を気にしないで、快適で居心地のいい室内空間をいかに造るかが設計のテーマになります。

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